この地に暮らして
この地、宍粟市に暮らして3年が経ちました。
夫の故郷であり私にとっては見知らぬ土地。
市の9割が森林というから驚きだ。
少し不便になるかもなぁ。
でも暮らすからには愉しみたいなぁ。
そんな小さな不安と希望を持ち
引っ越してきた。
越してきた当初息子は1歳1ヶ月。
まずは息子に知り合いをつくってやりたいと
すぐに子育て支援センターに出向いた。
そこで週一で活動するグループに加えてもらい。毎週通った。
何処から来られたんですか?
いつでも遊びに来てね。お母さんも息抜きにね。いつ行っても暖かい言葉をかけて下さる。この町がいいなぁと思った最初のきっかけは人のあたたかさだったと思う。
流行りのお店も有名なチェーン店もない。
しかし、周囲を見渡せば
いつでも緑が目に入る。
高くそびえる山に囲まれ
遮る物なく見渡せる広い空。
全て以前の暮らしには無かったもの。
宍粟に住んで、初めてその価値と
この地の素晴らしさに気づいた。
せっかく住むならこの地でしか出来ない
暮らしがしたいと思い
市の補助金を利用し薪ストーブを設置した。
冬は薪割りに薪運びにと忙しいが
それも当たり前の日常となっている。
この土地で私にできることは何かないかな?
何かを始めたいな。でもまだ知り合いや友人と言える人も本当に数少ない。
社交性もそこまで高くない、人の前に立つ事も大して得意ではない私が勇気を出して
今年のおわり手作り石鹸教室を始める事を決意した。
娘はまだ一歳と幼いが息子は4歳になった。
「良いタイミング」をずっと待っていたが
今かな。となんとなくそう感じた。
周囲の方の力を借りて、子育てを手伝ってもらい。時には迷惑をかけながらも進む。
全て自分でやらないと!と肩肘張ってた
息子が赤ちゃんの頃には考えられない変化。
この新しい活動の場を持つことで
新たな人との出会いや自分の新しい一面を発見できるかも。
そんな小さな期待や希望、
誰かきてくれるかな?
誰も来てくれなかったら?
子供達には寂し思いをさせないかな?
でも自分の夢にも挑戦したい。
そんな小さな不安も抱えつつ
母として一人の人間として悩み考え
いろんな想いを胸にスタートします。
宍粟市に越して来る前の不安な感情は
心の中からいつの間にか消えており
この地の豊かさ、暮らしのリズム、
時間の流れ、人。
全てが心地よくここは自分の居場所だと、
心の底から思えるようになった。
そんな3年目です。
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